「蹴望記」学生サッカーコーチのBlog

16歳からU15コーチ→現在(19歳)U12学生コーチ!サッカーや日常から考えたことを発信していきます

別物のサッカー



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その子にとってのサッカーとは?

 

現場で実際に目にして

違和感を感じたことについて書いていきます!

 

 

先日の大会で

 

こんにちは!

 

僕は今、学生コーチとして地域のクラブで

活動させてもらっています!

 

先日、新6年生(現在5年生)を対象にした

大きな大会の公式戦に行ってきました!

 

個人的に公式戦で指導させてもらうのは

初めてだったので、緊張しながらも

楽しみにしていた場です!

 

たくさんの経験も得られましたが

同時にそこで行われていたサッカーに対して

「違和感」も感じました…

 

その理由と考えたことについて整理して

いこうと思います!

 

試合の内容

 

試合会場に行けば

自チーム以外の試合も見ることができ

それが楽しみでもあるのですが

その大会の日に見たサッカーには

共通点がありました

 

大まかにまとめると

・ボールが落ち着くことが少なく

 トランジションが繰り返される

・組織的攻撃・守備といったポジションを

 とってからのアクションが少ない

といった感じです

 

象徴的なプレーとして

ゴールキックに対し

・守備側は基準なくプレスをかける

・攻撃側はスペースや時間を持っている選手が

近くにいたとしても出来るだけ前方に蹴り出す

 

などがあり

狙いをもってのプレーより

たまたま、偶然という形の

守備や前進がほとんどでした…

 

気になったコーチン

 

そんな環境の中でも

U-12にもなると工夫してプレーしよう

とする選手は何人かいました!

 

印象に残っているシーンとしては

ボールを奪った後に

前方にスペースが無かったため(それを認知し)

バックパスをし、組織を作り直そうとする

プレーなどです!

 

しかし、衝撃的なことに

そういったプレーをした選手に対し

自チームのコーチから

「そんなんいらんねん!

はよ、前に行け!!!」

といったコーチングがなされていたのです😱

 

そのコーチングをされた選手は

次のプレーで前方にボールを送り込みましたが

今度は「なんでそこやねん!」

とベンチから言われていました…

 

選手の考える余地を奪ってしまったことが

残念に思いましたし

どこでどのようなプレーをするのか

定まっていないようだったので

それを提示する指導者の責任でも

あるはずだと思います!

 

「早く行け!」といっても

日常に置き換えれば、どこかに行く際は

計画が必要になることが多いはずです!

ある目的地があったとして集団で行動すれば

集合時間が必要になるし、指定しなければ

Aさんは電車で、Bさんは自転車で、Cさんは

徒歩で行ってしまう可能性もあると思います!

 

それがサッカー観になる

 

色々な場所で、様々なサッカーに触れる

という機会があれば

こういった状況もポジティブに捉えれば

1つの経験になるかもしれません!

(良いとは言えないと思いますが…)

 

しかし、自チームの選手含め

個人的感覚として

そういった環境にある選手は多くはない

思います!

 

なので、今やっているサッカーが

1人の選手に与える影響は大きいはずですし

子どもであれば

なおさらのことではないでしょうか?

 

もし、上で示したようなサッカーが

その子の「全て」になってしまうことがあれば

曲がりなりとも指導者として

こんなに残念なことはありません…

 

まとめ

今回は大会から考えたこと

・今あるサッカーが選手に与える影響

について書いてきました!

 

記してきたことは

全て他人事ではないですし

自分自身も第三者からみれば当てはまって

いるかもしれません!

 

だからこそ

今、関わらせてもらっている選手のためにも

考えをブラッシュアップさせ

勉強し続けることが必要になると思います!

 

色々な環境で高め合い

頑張っていこうと思います!

 

では、また!